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業績向上のヒント

一流の店になる

一流のスポーツ選手は、一流になるための努力をしています。練習やトレーニングをするのはもちろんです。一流になるための言葉づかい、身だしなみ、ビジネスマナーも身につけています。これはスポーツショップでも同じことが言えるのではないでしょうか。どうせならば、一流のお店になりたいですね。そのためにはお店の人が一流であれば良いと思うのです。
では、一流の人間とはどんな人のことを言うのでしょう。一番分かりやすいのが、「行動」です。そこで、思いつく「一流の人の行動」をいくつかあげてみます。「勉強熱心である」「すなおである」「物を大切にする」「気配りがある」「約束を守る」「他人の悪口を言わない」「明るく返事をする」「聞き上手である」「よく感謝をする」。いかがでしょうか。私の周りの一流の人には、このような特徴があるように思います。あなたのお店にこんな一流の人たちが多ければ、お店は間違いなく一流の店です。
そして、一流だなと思わせるお店には、さらにこんな特徴があります。「お店の人の挨拶が気持よい」「お客様を名前で呼んでいる」「動きがきびきびしている」「対応が丁寧である」「お店の人が笑顔である」「掃除が行き届いている」「お客様をしっかりとお見送りをする」といったことです。
このようなお店になるにはどうしたらいいでしょう。社員の皆さんが一流になるための仕組みを考えるのも一つの方法です。例えば、勉強熱心になるために、外部セミナーを積極的に受けさせるとか、定期的に読書会を行うとか。また、他人の悪口を言わないために、売場で何か悪口を言った社員を見つけたら、イエローカードを発行するとか。いろいろな仕組みを考えられるといいです。ただし、これらは経営者が押し付けてはいけません。社員の皆さんで話し合って決めるといいです。「どんなことが、気配りになるのか?」とか、「どうすれば、丁寧な対応ができるようになるか?」といったテーマで話し合い、そのための方法を検討することです。
ところで、何のために一流のお店になる必要があるのでしょうか。それは、一流のお店になると、良いことが起こるからです。まずはお店の雰囲気が良くなって行きます。すると、お客様が気持よく買い物をしてくれますので、社員の皆さんが嬉しくなります。それによってお客様が増え、売上が増えていくでしょう。また、お客様の質も上がり、値段が安いから買うというお客様が減っていくことで、利益が上がって行きます。そのうえ、一人のお客様が何度も商品を買うようになるので、さらに売上と利益が上がります。その結果、社員の皆さんの報酬が増えることとなり、ますますやる気になるに違いありません。
いかがでしょうか。一流の店になると、このように良い循環が続いていきます。その結果、お客様も社員の皆さんも、皆が幸せになるのです。そのためにも、今以上に一流のお店を目指し続けましょう。